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【ゾッとする話】残る思いをかき消すように修理させた話

   

このまえ飛び下り自殺見た。

オレの目の前にドサッって落ちて来て、首が変な方向まがってた。

ってか家からおりる時その人とすれ違ったの。

自殺の直前。

腰が抜けたよ。

おかげで合コンにも遅れて超テンション低かった。

「○○くんっておとなしいね(暗いやつ、つまんねーの)」

って言われた。

さんざんの合コンから帰ると警察も帰っていて、ドラマでよく見る死体の縁取りがしてあった。

もう洒落になんねーよと思いながら部屋に戻った。

次の日、窓から、自殺現場を覗こうと窓をあけたら、手すりがくにゃって曲がって、壁からはずれかけてた。

なんじゃこりゃ

って下みたら自殺現場はちょうど真下だった。

その日のうちに、刑事が手すりを見せてくれと訪ねて来た。

そして調査の結果、自殺した人はその手すりを掴んだという結果が出た。




刑事曰く、

「飛んだはいいけど、落ちてる途中でやっぱり死にたくないって思ったんでしょうねぇ」

オレは寒気がした。

そこで追い討ちをかけるように。

「なんか怖いですねぇ。最後の死にたくないっていう思いがここにあるんだ。なんか幽霊でも出そうじゃないですか?」

どういうつもりで言ったか知らないが、オレは無言で刑事を睨んだ。

刑事はオレの気分を悟ったのか、小声で

「失礼しました」

と言った。

壊れかけの手すりを見るのは怖いので、なけなしの金ですぐに修理してもらった。

おかげで次の合コンもパーだ。

オレが化けて出てやりたい。




 

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