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【ゾッとする話】夢か幻か未だに分からない盆踊り

      2017/08/08

今から20年近く前になるかな?

友達と9月半ばの連休を利用して西穂に登山兼山岳写真撮影に行った後、下山して泊まった新穂高温泉のある旅館(名前を忘れた)での夜の事。

前日の夜発ちでトライブしてそのまま登山したせいで疲れきって露天風呂に入り夕食で熱燗のんだら猛烈な睡魔に襲われて、皆で

「ひょうきん族見よう!」

といっていたにもかかわらず「クイズダービー」の途中で全員爆睡。

それからどれくらい経っただろうか、猛烈な尿意に襲われて目が覚め、トイレに行った。

安旅館なのでトイレは共同。

泊まった部屋は2階。

旅館内は、夜も更けたからか、消灯していて、明りは非常口の案内板のみ。

用を足して帰り際にふと廊下の窓から外を見たら盆踊りのようなものが目に入った。

極度の疲労と、まだ酔いが冷めていないせいもあり、

「あ~盆踊りやってる」

と思いつつ部屋に戻り、再び爆睡。

おかしい、と思ったのは、帰りの車の中。

浮かんだ疑問点および見た情景を列記していくと、以下の通り。

・盆踊りならお盆にするはず。なぜ9月半ばなのか?

・提灯も含め、明りが一切無かったのはなぜか?

・いくら廊下の窓が閉まっていたからといって、音楽らしいものが一切聞こえなかったのかなぜか?

・盆踊りに限らず、祭りは名目上は大抵夜9時には終るはず。旅館が消灯する時間まで踊っていたのはなぜか?




・見物客も夜店も全く出ていなかったのはなぜか?

・9月半ばとはいえ、穂高は陽が落ちると初冬並に冷え込むのに、皆揃いの無地の白い浴衣と黒帯で寒くないのか?

俺が消灯後の旅館の窓から見たものは、提灯も灯らず、音楽も鳴らない初冬の寒さの暗闇の中に、白い浴衣と黒帯だけが妙にはっきり見える人の輪が、ただぐるぐるとゆっくり回り続ける風景だった。

あれは一体なんだったのか?

未だに分からない。





 

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