アクセスランキング

【ゾッとする話】叫んでるな~と思ったら!

      2018/01/23

数年前の、最近のように暑い時期の事でした。

私は友人5~6名と地元の漁協前の港に釣りに来てました。

友人グループの一人が漁協で働いており、その日はその友人が夜勤だったため、漁協前で釣る事にしました。

午前2:00ぐらいから開始し、誰が一番大きいのを釣るかと、勝負をしていました。

私はその日は結構調子が良く、狙いの魚を数匹釣り上げました。

サイズ勝負で、その時点で最大のサイズを釣り上げたため、私はしばらく休憩する事にしました。

近くの自販機でコーヒーを買い、戻って仲間の釣りを見ていると、どこかで叫ぶような声が聞こえます。

皆で『どうしたんだろう?』と耳をすまして聞いてみますと、

『何寝ちょっとか~!起きんか~!』

と、言っているのが聞こえました。

そこに夜勤中の友人が様子を見に来ましたので、何か叫んでいる酔っ払いがいると伝えると、どうやら、200mほど離れた埠頭のところで地元の人間が大分前から飲んでたとの事でした。

その辺りは漁師町ですので、お世辞にも上品だとは言えないような地域ですし、田舎の事ですから、別に酔っ払いがいてもおかしくないなと、その後は誰も気にしませんでした。

それから自分は、釣りに飽きていたため、漁協の友人から氷塊を貰い、それを削って氷の彫刻を作成しました。

最初はスーパードラゴンのボディを彫っていたんですが、途中で飽きてしまい、気付いたら【ち○こ】になってました。

いや…まあ、ただの場の雰囲気でギャグで作ってたんです。

そちらに熱中していると、しばらく続いていた酔っ払いの叫び声もいつの間にかおさまっていました。

彫刻も完成し、ふと気付けば時間も5:00をまわり、うっすらと辺りが明るくなってきました。

自分は8:30から仕事だったため、そろそろ帰ると言い、自宅へ帰宅しました。

帰宅した自分は、シャワーを浴び、服を着替えて職場へと向かいました。

そして仕事をしていると、昼前頃に漁協の友人から電話がかかってきました。

普段はせいぜいメールのやり取りをするぐらいで、電話をかける事はほとんど無いため、

『一体どうしたんだろう?』

と電話に出てみました。

そして、友人はこう言いました。




『今朝叫んでた酔っ払いおったやろ?あそこに死体があったよ』

詳しく聞いてみると、

三人で飲んでいて口論になり、近くにあった材木でそのうち一人の頭を殴ったそうです。

そして殴られた者は動かなくなり、それを酔い潰れたと思って大声で呼びかけてたとの事。

自分達が聞いたのはその呼びかけの声だったのです。

現場周辺は自分達がいた漁協前と違って真っ暗で、釣りをしていた場所からは何も見えませんでした。

叫び声が聞こえたから人がいたというのはわかりましたが、叫び声がするまでは人がいる事自体気付いてませんでしたから。

死体は、朝になって通りがかった漁協の友人の父親(漁師)が発見したそうです。

その時はへぇ~と思いましたが、後になって考えてみると、かなりぞっとしました。

何しろこちらからは相手は見えませんでしたが、相手からこちら側ははっきりと見えていたはずですから。

犯人達が怖くなって逃げたからよかったものの、もし自分達を目撃者と思って何かしてきてたらと思うと…

暑い夏も、ちょっとだけ涼しくなる話でした。




 

 - 猟奇的な話 , ,