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【ゾッとする話】今はもうこの世に居ないということ

   

家庭の一員がダンプに殺された。

出かける前に見せてくれた笑顔は、冷たくなっていて二度とは笑ってはくれなかった。

病院からの電話は悪い冗談と思い、怒り心頭で一度受話器を下ろしてしまった。

その数分後に再度、電話が鳴った。

今度は警察からだった。

淡々とした口調を聞きとる私の体は震えていた。

その後、病院までの足取りは未だに思い出せない。

告別式には警察官に引率されながら、加害者の運転手が父親と一緒に参列しにきた。

『こいつを殺してやろうか』

と真剣に思った。

しかし父親と共に大粒の涙を流し、大きな体を震わせて私らに詫びる姿にその思いは消えた。

土下座をし、ガツンガツンと床に頭を打ちつけ私らの顔さえ見れない運転手が可哀想にも思えた。

父親は




『こんな息子をこれからも生かしてあげてください。死ぬなら私が…』

交通事故には被害者も加害者も関係無いんだと改めて思いました。

そして、私の勤め先にその運転手の元同僚が転職してきたのは数年前です。

色々な話を聞きました。

一番、印象に残ったのはその運転手はもうこの世に居ないということでした。





 

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