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【ゾッとする話】コオロギ

      2016/06/08

小学校の時。

同級生が一軒家に引っ越したが、水まわりがイカレていたのか、そういう土壌だったのか、コオロギが大量発生するのだ、と話してくれた。

お母さんが一日じゅうコオロギを退治するのだ、と言っていた。

それから半年ほど経って、その子の家に遊びにいった。

いわゆる建て売り住宅。

玄関を開けると土間のところに一匹のコオロギ。

ああ、そう言えば大量発生で大変なんだっけ、と思い出しつつ中に入った。

台所でモーターの唸る音がする。

それが止むと奥から友人の母親が出てきた。




友人と二人、台所に通され、菓子を御馳走になっていた。

と、キッチンに大きめのミキサーが置いてある。

さっきの音はこれらしい。

だがチラリと見て、違和感を感じた。

ガラスの容器の中身。

胡麻?漢方薬?

そこに母親がどこからか戻ってきた。

手の中には大量のコオロギ。

それをミキサーの中に投げ入れるとスイッチをひねり、それをじっと見つめている。

「ウチのお母さん、少しアタマおかしくなっちゃったの」

友人は少し困ったような顔をして、菓子をほおばっていた。




 

 - オカルト, 猟奇的な話