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【ゾッとする話】とんだデジタルの落とし穴

   

つい最近の話です。

俺は日曜日以外はいつも仕事にいっていて、仕事に行くときも帰るときも必ず同じ道を通ります。

(たまにコンビに寄ったりして遠周りしたりしますが)

毎日同じ道を通ってると大抵そこを通ってる人は、同じ車であり同じ人なわけですよ。

田舎ですから。

同じ時間に帰宅の女子高生、同じ時間に買い物に行くらしい老婆、だいたい覚えています。

で、俺最近車買ったんです。

テレビのCMとかで流れてるセンサー付きの車を。

人物を感知するセンサーがついてるから暗い夜道でも事故を起こさないってやつ。

その日もいつも通りの道を帰ってました。

いつもの女子高生、いつもの老婆。

少し暗いけど事故を起こす事なんて絶対無いんですよ。

そう安心してたからですかね、

曲がり道を曲がった途端にドン!!!

って凄い音がして、俺の車がはじかれたように車線を逸れました。

あわててブレーキ踏みましたよ。

轢いた!!!

と思って、外に出たらいつも見る女の子が倒れてたんです。

やっべ~!とか言いながらその子に近づいて、声をかけたんですよ。

「大丈夫か!?おい、しっかりしろ!今救急車呼ぶからな!」

血は出ていませんでした。

俺も事故った経験が何度かあるので、車が当たっただけじゃ血が出ないのは知っています。

「うぅ…」

女の子が起き上がりました。

苦しそうな唸り声と共に、物凄いスピードで!

目を思い切り見開いて、この世のものとは思えない女の子の顔が俺の目の前にきました。




俺の体は硬直して動きません。

すると突然女の子が、

ギャアアアアア

とけたましい叫び声を上げました。

俺の意識はそこまでです。

次に気がついたときは自分の家でした。

帰り道が同じ同僚が俺を見つけてくれて、気絶してるだけと気づいて、他の友人を呼び車と俺を家まで移動させてくれたらしいです。

同棲している彼女が泣いています。

「女の子はどうなった?救急車呼んだ?」

俺は聞きました。

全員不思議そうな顔をして俺を見ています。

女の子、いたよな?

俺、轢いちゃったんだよ、凄い痛そうに叫んでたんだ!

彼女が俺に聞きます。

「○○の車、センサーついてるのに…なんで気がつかなかったの?」

あ……

俺は途端に"それ"が何だったのかを理解しました。

全身に鳥肌が立って、体が凄く震えました。

そうなんです、轢いちゃうハズがないんです。

センサーが感知してくれて、人がいるのを事前に知らせてくれるんですから。

いつも見ていた女の子。

センサーに感知しない女の子。

…その日から俺は帰り道を変えました。

とんだデジタルの落とし穴です…





 

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