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【ゾッとする話】いったいどこへ?消えた車

   

この前あった不思議な出来事です。

その日は1人で残業をし、結局会社を後にしたのは深夜2時くらいでした。

期日が迫っていたので、ここ10日ほど毎日こんな感じでした。

ようやく一段落したので会社の戸締りをし、車に乗り込み、ギアをRに入れて道までバックし、ギアをDに入れそのまま坂道を下っていきました。

そこはかなり急勾配な坂道で距離は800Mほどあります。

田舎なので道には街頭もなく真っ暗、もちろんそんな時間なので、対向車も来ませんでした。

ちなみに家は真っ暗な山道を3キロほど走り、市街地を少し走ったところにあります。

音楽を聴きながら70キロほどで走っていると、あることに気付きました。

ハンドルがロックされていてまったく動かない。

それに気付いた瞬間、慌ててブレーキを踏みましたがそれも全く効きません。

焦ってどうしようかとパニック状態になりましたが、とにかく車を止めなければと思い、エンジンブレーキを使おうとギアをセカンドに入れ、速度を落とし、サイドブレーキを引いて100Mほど進み、ようやく平坦な道で止まりました。

会社からはちょうど1キロくらい走った所だったと思います。




何が起こったのか冷静に判断するまで時間がかかりましたが、ようやく事態を把握し、まずエンジンがかかるかどうか確かめました。

しかし何度やってもかかりません。

ボンネットのカバーを上げて、確認してみたけど、素人なのでどこが悪いのかも分からず、結局JAFを呼ぶしかないかな、と思い携帯電話を取り出しましたが、山に囲まれているため圏外になっていました。

まわりは民家もないところなので会社まで歩いて戻り、そこで電話をかけるしかないな、と判断し、車のロックし、会社まで歩いて戻りました。

街灯もひと気も全くないところなので、かなり怖かったのですが、なんとか15分ほどで会社まで戻ることができました。

さっそく鍵をさして会社に入り、電気をつけてJAFに連絡しました。

向こうには

「会社から1キロ下った道にセダンが停まってます。足がないのでとにかく会社まで来てください、」

と伝えました。

1時間後、ようやくJAFのトラックが会社に到着しました。

会社の戸締りをして、トラックに駆け寄って、ロードサービスの人に話しかけました。

するとその人は不思議そうな顔をして

「ここに来る途中、確認したけどさ、おにーさんが言っていた車なんて停まってなかったよ…」

と言いました。

「え?なんで?何を言ってるの?」

と思いました。

あの車は10年前くらいの中古車だし、通勤用なので貴重品なんて積んでなかったから、誰も盗ることはないだろうと思っていたからです。

それに山地で人の少ないところなので尚更です。

とにかく現場に行って確認するしかないと思い、その人と一緒に坂道を1キロ下りました。

50メートルくらい手前まで来て目を凝らすように前を見ていましたが、自分が停めていたところに車はありません。

現場についてもあちこち見回りましたが、結局発見できず、仕方なくJAFの人に家まで送ってもらいました。

家に帰っても、頭がぼんやりしていたのと、疲れがたまっていたのもあって、そのままソファーで倒れこむように寝てしまいました。

4時間くらい寝ていたのでしょうか、母が起こしてくれました。

朝食を食べながら、昨夜の出来事を母に話すと

「あんた、何言ってるの?昨日は車を車検に出すから、私が会社まで送って行ったじゃない。寝ぼけてるの?」

と言いました。

ガレージを見てみると、車検から帰ってきた僕の車がありました。

エンジンもかかるし、ハンドルもブレーキもきちんとききました。

疲れていたのかもしれませんが、確かにあの時、会社から車であの坂道を下りました。

今でもあの出来事はなんだったのだろう?とずっと不思議に思います。





 

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