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【ゾッとする話】「勘がえくい子」奇妙な発音の話

      2016/08/26

こどもの頃話なんだけど。

私は昔から、寝てる時瞼が完全に閉じない。

そういう人をうちの地方では、勘が鋭いと言います。

正確な意味は方言なのでわかりません。

「勘がえくい」

みたいな発音です。

生まれも育ちもその街なのですが、ほとんど使われません。

私は

「その瞼が落ちないから、おまえは『勘がえくい』んだ」と言われた時くらいしか有りませんし、聞いたこともないです。

勘がいい、といっても霊感がある訳ではないのですが、昔から私は天気が荒れることがだいたいわかるのです。

あとわたしが外に出る時はほとんど晴れるのです。

「それはまぶたが閉じない人の持つ勘の良さなのだ」

ということをよくお年寄りに言われておりました。

私の生まれは漁師町なので、とても可愛いがられました。

海が凪ぐこと、天気が荒れることを言い当てるといわれて。

そんなとき、近所の元漁師が私の祖父に巫女にしたらどうか、といってきました。

本当は巫女は漁師の子どもから選ぶらしいのですが

「勘がえくいこどもならなれるのでは」

とのことでした。

祖父はずっと断りつづけていました。

なんでもその巫女は、夜、岩だらけで地元では自殺の名所と言われるような場所で行われる祭りに出るらしいのです。

巫女になったこは、白い着物を着てお神輿に乗せられるのですが、そこで眠って欲しいといわれました。

私が聞いたのはそんな内容です。




私は子ながらに、変な祭りだなあ、と思いました。

そんな祭りは今に至るまで、聞いたことがありません。

友だちに聞いても誰も知りません。

少し大きくなって、祖父にその祭りのことをききました。

祖父によると、その祭はどちらかというと儀式のようなもので、巫女になった子どもは、気がおかしくなったり、早死にしてしまう、というのです。

なので必死に止めたそうです。

それ以上の、情報は知りませんし、調べても、そういう祭りや儀式についてはなにもでてきません。

祖父は私が海に行くときは、海と縁を必要以上に持たないようにと、金物や、履物を余分にもたせてくれました。

しかし不思議なもので、海にいかないと、夢遊病のように

「海にいかないと」

といいだすので、困っていたようです。

今は地元から離れてしまい、不思議なことに、夫は私と出逢う少し前から海水魚を飼い始めたと言っていました。

まだ海との縁はあるのかもしれません。

あともう一つ不思議な事があります。

私の夢に巫女の格好をした女の子がたまにでてきます。

その子は何かしら予言をしてくれるのです。

一度、友達に誘われ、霊能者の所に行ったことがありますが、霊能者にはそれは自分自身だといわれました。

あと、今だに天気は晴れることや、荒れることがわかったりします。

仮に傘がなくて雨に降られても、知らないひとが傘をくれたりするので、雨に濡れることがいままでありません。

ほとんどの場合、私が外にいるとは雨は止むので、職場では晴れ女として重宝されています。




 

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